Interior Design '19

創造とは,生成と破壊の循環にある

日本人の多くは,「つくる」に対して良いイメージを持っていることだろう. 最近では至る所でイノベーションが叫ばれており, たちは日々,新しい何かを生み出す必要性に駆られているようだ. 一方で,何かを「つくる」ためには何かを「こわす」過程が存在するということを忘れてはいけない.

2019年度五月祭・駒場祭では,この「つくる」の背後にある二つのフェーズに着目し, 「つくる」→「つかう」→「こわす」→「つくる」の循環を意識しながら, 各作品を体験できるようにインテリアをデザインした. 様々な視点で「つくる」を眺めることができる私たちの展示を存分に楽しんでいただけたなら幸いである.

[2019年度 五月祭・駒場祭にて展示]