Faded Masterpiece
色褪せた名画と展示の融合
私たちは,様々な色に囲まれて生きている. しかし,私たちが見ている色は,実際どうやって他の人々と共有され, 「赤いリンゴ」を「赤」として認識しているのだろうか?
2019年度五月祭では「色」をテーマにした 「Faded Masterpiece(色褪せた名画たち)」という展示を扱った. 展示空間の中に名画の彩度を落としたものをインテリアとして配置し, 展示空間全体としての色調を整えるデザインを施した. ゴッホの『ひまわり』やミレーの『落ち穂拾い』などを名画の鑑賞を通じて, 実際の色と記憶の中の色の齟齬や,色遣いに対する新たな気づきが得られたならば, 私たちとしては嬉しい限りである.
[2019年度 五月祭・駒場祭にて展示]