Decorative Dining

食卓に合わせた照明・音響デザイン

一人でご飯を食べる,家族で食卓を囲む.照明は毎日同じ. ある日,誰かがボソッと呟くことがあるかもしれない.

「毎日この白い電球の下で食べるの,飽きてきたんだけど」

しかし,レストランやバーでは,食事の雰囲気に合わせて照明や音響がデザインされている. 近年の画像処理技術・食卓に関するインタラクションデザイン研究の発展を鑑みると, 家庭でも近い将来,こういった「Decorative Dining(食卓に合わせた照明・音響デザイン)」が可能になると考えている. 私たちはそのデモンストレーションとして,実際の食卓の風景を再現し, 持ってきた食事に合わせて音響と照明が変わるデザインを体験できる展示を考案した. 照明や音響が食事に合わせてセレクトされる時代が来れば, 一人の食卓も,家族の食卓も,少しだけ華やかになるかもしれない.

[2018年度 駒場祭にて展示]